(株)クラレ 3405 ニュース記録

(株)クラレ 3405 日経平均採用銘柄ニュース記録

PVAフィルム低迷も、ダウンサイドは限定的

 メリルリンチ証券は9月26日付けで、クラレ(3405)の目標株価を1,530円→1,370円へと引き下げたものの、投資判断「買い」を継続した。

 LCD需要低迷や欧州の景気不透明感を考慮し、証券側では業績予想について12年3月期営業利益を615億円→600億円(前期比13%増)、13年3月期営業利益を685億円→635億円(前期比5.8%増)へと引き下げた。
 しかしながら、化成品やエバールのなどの堅調によって、12年3月期は会社想定並みの営業利益達成が可能なこと、13年3月期も相対的に底堅い業績を見込めること、といった点から同社の優位性は揺るがないと判断。

 上期決算発表では、(1)上期営業利益が僅かながら会社計画(300億円)に未達、(2)PVAフィルムの会社側計画を下回る推移、等が明らかになる公算が大きく、一時的に株価がマイナスに反応するリスクを否定できない。
 一方、非LCD製品好調によって、会社側が通期利益計画を下方修正される可能性は小さい。
 中期的には、相対的に堅調な業績が評価されると予想。
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増益要因は1つだけではない

 みずほ証券は5月23日にクラレの投資判断を「アウトパフォーム」と目標株価1,900円を継続すると解説。

 2012年3月期の増益要因として、PVAフィルム、エバール樹脂、イソプレン事業、クラリーノがそれぞれほぼ同額の増益幅となると予想。
 製品が内需以上に世界需要増加のメリットを受けることがポイント。

 エバール樹脂は2011年3月期も前年比10%弱(数量ベース)の伸びをみせている。中国、中南米の自動車用途の需要増、食品向けは保存用食品のニーズが高まっており引き続き好調とみられる。エバール事業、イソプレン事業は原料高転嫁の効果が2012年3月期期に発現する見込み。

 2011年9月に工業生産開始予定のLAポリマー「クラリティ」での新規用途に注目。透明性と柔軟性を兼ねたエラストマーであり、曲げ可能な導光部材としての用途等を実現できると紹介。



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